2010年02月25日

読んでるつもりで読めていない「K・Yサロン」

K・Yサロン.jpg今日の朝刊に“かわにしよしと”さんの漫画とともに、次のような記事が掲載されていた。

自民党の加藤紘一・元幹事長、山崎拓・前副総裁は24日夜、国民新党の自見幹事長と会談した。加藤、山崎両氏は政界再編をにらみ、与野党議員らが党派を超えて意見交換する「KYサロン」の初会合と位置づけており、民主党の渡部恒三・元衆院副議長にも参加を呼びかける考えだ。
会合は、加藤、山崎両氏のローマ字表記の頭文字をとったものだが、「空気(K)が読(Y)めない」と椰楡されることを承知で、「空気を気にせず政界再編を目指す」(出席者)意欲を込めたという。この日の会合には、自民党の高村正彦・元外相、森山裕衆院議員も参加した。


お二人にはたいへん失礼だがこの漫画の面白さもあって、笑ってしまった。まだ、このお二人は自分たちが政界再編の主導権を握れると本気で思っているのだろうか。
かつては盟友であった野中幹事長による派閥の分裂工作により思惑が失敗に終わった「加藤の乱」も、空気が読めなかった顕著な出来事だった。加藤紘一さんという議員は頭は良いのかもしれないが、政界で中心的役割を果たせる立場にはないということを理解していない。
一方の山崎拓さんも、小泉純一郎政権が成立すると、自民党幹事長に抜擢され、総理の貴重な理解者として信頼され、党内基盤が弱い小泉首相を抵抗勢力から守る役割を担って力を発揮した。が、これが山崎さんの本来の姿である。強いリーダーシップのもとで支える側の能力は発揮できるが、選挙に弱い一面から国会議員の中での求心力も持ち得ない。
そんなお二人が、政界再編の中心的役割を担うつもりなのかと思うと、空気が読めないのを通り越してボケが始まったのではないかとさえ思ってしまう。

かわにしよしとさんの漫画は実にうまく描かれている。鳥たちもねぐらに帰える黄昏時、裸電球の下でコーヒーを入れて待っているが訪れる者は誰もいない。
かわにしさんの一言、「空気読んでる?」。
かわにしさんは、「もうお二人とも早くお家にお帰りなさいよ…」、と言っているように思えた。まったく同感である。

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2010年02月23日

お蕎麦屋さんで、感動の「お品書き」

メニュー.jpgお品書き.jpg感動のお品書き


「蕎麦食べ歩き会」の2月の定例会が今夜だった。広島のこだわりのお蕎麦屋さんを探しては食べ歩いてもう2年半余りになる。その間、一度はバスを仕立てて一泊旅行を企画し、本場の出雲そばも堪能したが、「出雲そば」のお店はあまり訪ねていない。
今日の食べ歩き会は、その出雲そばのお店に集った。
「出雲そば いいづか」は、ご主人の実家が出雲で蕎麦屋さんを営み、本格出雲そばを味わえる店として評判のようである。
お世話をしてくださるKさんが、予約する際に予めこのお店を訪問し、「お任せ料理」を店主と女将にお願いしておいて下さった。
蕎麦好き仲間が集まって、酒を酌み交わしながら蕎麦談義をする時間をもたせる料理が必要になると、お考えくださったのだろう、私たちが思ってもみなかった素晴らし品々が用意されていた。
テーブルには、はがきのサイズの手作りのお品が気が用意されていた。そこには、山陰の香りのする献立が並んでいた。
宍道湖の寒鮒の刺身など初めて口にするものだったが、とても美味しかった。その他、女将の自家製燻製の野焼きやシジミの入った茶碗蒸しやそばがきの揚げ出しなど、心のこもった献立に一同感激するばかりだった。
もちろん、最後は出雲そばで締める。コシが強く、風味と喉越しも良く、文句なし。その後に出されたぜんざいも絶品であった。
料理だけでなく、女将のもてなしも、さばさばした中にも十分な気配りがあり、満足感に浸れたひと時だった。

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2010年02月14日

孫娘から手作りのチョコレート

バレンタイン・チョコ2010.jpg孫娘の手作りチョコレート






今日2月14日、兵庫にいる孫娘と娘からチョコレートが届いた。広島の家族一人ひとりに小さな包みがあった。
その包みの一つには、孫娘の手作りによるチョコレートもメッセージ付きで入っていた。
今日は日曜日だから家にいると思い、さっそくSkypeでテレビ電話。このチョコレートを話題に孫や娘と楽しい会話もできた。
その意味では、バレンタインデーも悪くはない。ホワイト・デーなるものを考案した逞しい商魂にも、乗っかってみることにしよう。
孫娘による手作りのチョコレートは夕飯の後、家族みんなで味わった。何ともいえず幸せな気分に浸れた。
毎年、孫、娘、妻と3つのチョコレートを受け取るようになっているが、いずれも嬉しい。

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2010年02月13日

麦踏み

麦踏2010.2.13-2.jpg麦踏2010.2.13-3.jpg麦踏の風景
梱包紐の鹿脅し






昨年12月12日に播種した小麦の麦踏をした。通常の作業は午前9時から始めるのだが、霜柱の心配もあり10時の集合になっていた。冷え込むとの予報だったが、作業を開始する10時頃には陽射しも暖かく感じられるほど、絶好の作業日和となった。
ところが、一昨日までの長雨の影響で土が湿っている。柔らかい土を連れて歩くので麦踏としては好条件ではない。麦を踏み始めると靴底に土がくっつく、その土を小さなシャベルや鎌で落としながらの作業になった。追肥を撒きながらの作業だったが、参加者が26名と多く、1時間余りで完了する。
会員のOさんのアイデアによる「鹿脅し」も効果を発揮している。梱包に使う紐を50pほどに切り、折り曲げてホッチキスで止め、それにタコ糸を通し、張り巡らせたロープに結び付けたものである。畑の周囲が320mあり、この畑には約1700本ほどが吊るされている。小麦が発芽し始めた1月下旬に取り付けたものだが、これまでは新しい鹿の足跡は見ていない。

今日は休憩時間はなく、終了時がティータイムになった。
また、Oさんが新兵器を開発してきた。ご覧のように竹筒で作ったコーヒーメーカーである。3本を紐でくくり組み合わせてあるから、安定度も抜群である。3本のうち2本がコーヒーで、残り1本は日本茶となっている。上からお湯を注ぐと竹筒の下にコーヒーが溜まりまり、栓を抜けばコーヒーが出てくる優れもの。竹の香りのするコーヒーは、初めて味わった。
鹿脅しといい、竹筒コーヒーメーカーといい、実にユニークなアイデアである。手間はかかるが、安価にできることが実に素晴らしい。


麦踏2010.2.13-4.jpg麦踏2010.2.13-5.jpg竹製のコーヒーメーカー
栓を抜くとコーヒーが

posted by tontonton at 16:29 | TrackBack(0) | 白木農園 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月11日

サラリーマン川柳「100句」

昨日、毎年恒例のサラリーマン川柳の100句が発表された。早速のぞいてみると、今年も傑作がそろっていて楽しませてくれる。
今年も3万通に近い応募があったそうで、その中から100句が選定されている。ベスト10を決める投票も昨日から始まり、3月12日まで受け付けている。
ひとつしか選べないのが残念だが、どれに投票するか迷っている。

「先を読め!」 言った先輩 リストラに ( 山悦)
コンカツは ロースか?フィレ?かと 父は聞き (のりちゃん)
インフルで 会社を休むも 支障無し (名ばかり管理職)
温暖化 なのに就活 氷河期へ (金魚姫)
仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い  (北の揺人 )


ちなみに、昨年の第1位は、しゅうち心 なくした妻は ポーニョポニョ (オーマイガット)でした。


私が選ぶサラ川ベスト10はこちらから
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2010年02月10日

気になる言葉

今日の午後、ラジオを聞きながら車を走らせていると、「気になる言葉」というコーナーが耳にとまる。今日のテーマは「重複」についてだった。
「過半数を超える」という言葉に対して、この使い方はおかしいのではないかという聴取者からの意見を取り上げていた。半数を超えているから過半数なので、過半数を超えるでは重複しているから、正しい使い方ではないというのだ。
日頃から聞きなれている言葉だが、深く考えたことはなかった。この意見を寄せた方の気持ちは、「過半数を獲得する」とか「過半数に至る」なのだろう。マスメディアではどのように表現しているか気になるところでもある。この気になる言葉のコーナーを担当している方の名前は聞き忘れたが、強調する場合には重複して使われることも結構あるという。
今現在
一番最後
後で後悔をする
犯罪を犯す
元旦の朝
なども使われることが多いという。私たちもあまり不自然には感じず使っているのかもしれない。これらの言葉の使い方について調べたようで、違和感はないと答えた人が多いと言っていた。これ以外にも気になる言葉はたくさんあるのだが…。
わずかな時間だったが、国語の勉強をさせてもらった。

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2010年02月07日

昭和の井戸端会議がネットで復活

先日、ある雑誌を見ていたら、「井戸端会議をネットで再現」という記事が目にとまり、読んでみると面白い。
40代の主婦から、夫の給料が半分に減ってしまい「生活費をもの凄く節約したい」と投稿があった。
これに対して何と400本以上の回答が寄せられたという。
「風呂をやめると、水道代はかなり違います」
「恥ずかしい話ですが、一度使ったラップを洗って再利用しています」
「もやしは安くてかさもある上に栄養価が高いので体にもいいですよ」
「電子レンジとエアコンと、冷蔵庫を使わないとかなり光熱費は減ります」
「シャンプーに使う水を減らすには、髪をうんと短くすることです。我が家ではもう10年以上夫の髪は私が切っています。私の髪もボブで、美容院にはたまに行くぐらいです」
さらには、海や川で魚を捕ろうというすごい提案も、「小さいカニでもダシは美味しいので味噌汁の具には良いです。ヤドカリも味噌汁の具にはなるでしょうが、むしろ釣餌として優秀です。ハゼ、カサゴ、メバルなどいろいろ釣れますよ」
質問を投稿した女性も、実際に川にいって手長エビを捕ったことを報告したそうだ。

これらは読売新聞の女性向けサイト
「大手小町」の中にある掲示板「発言小町」でのやり取りである。「節約」に関する情報交換がこれほどまでに盛り上がるというのも、今の時代を象徴的に反映している。
1999年に始まったこのサイトが今も人気があるのは、荒らしや中傷が入り込まないような仕組みを作ったからだそうだ。1日に5000もの投稿がある巨大な掲示板だが、投稿は専従のスタッフがすべてチェックし、誹謗中傷や差別表現が含まれていないかを検索した上で掲載するようにしているという。もちろん匿名で書き込みができる。

笑える失敗談も

また、このサイトには人には言いにくい笑える失敗談が大量に集まっている。
「デート中くしゃみをしたらデート前に食べたうどんが鼻から出た」
「なぜかハンカチだと思ってポケットに入れていたものがパンツだったことがあります。きっと化けてたんです」
「自転車で通学していた私は冬の朝が寒くて、家を出るギリギリまでパジャマを履いていました。ある日、学校に到着した私を見て友達が爆笑。そうです、パジャマのズボンを履いたまま気付かず教室まできてしまったのです!!」

このサイトを覗いてみた。多種多様の投稿があるが、自分の悩みにしろ自己主張にしろ、あるいは笑える失敗談にしろ、たいていの投稿は小難しい内容ではなく、「気軽な愚痴」などがほとんどである。言ってみれば、昔の井戸端会議程度の話題である。ただ、こうした井戸端会議が出来なくなり地域のコミュニティーが崩壊していった。それが今、この発言小町のような形でインターネットの世界で復活を遂げてきたのだろう。
「発言小町」で愚痴って、悩みを打ち明けて解決の糸口を見出し、もう一度元気を取り戻せたら良いと思う。

posted by tontonton at 12:59 | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月05日

衝撃だった朝青龍の引退

一昨日の週刊誌には「朝青龍もはや引退必至!」の文字が踊っていたが、昨日、実際に引退会見のニュースに接したときは衝撃を受けた。確かに、これまでも品格を含めていろいろな問題を起こし、出場停止処分を含め厳重注意は5度にも及んだが、引退問題までには発展しなかった。
今回の問題は、一般の人に暴力を振るったことは絶対に許されることではないが、それを正直に認めて謝罪し、慰謝料を含めた示談に誠意を見せれば、ここまでの問題にはならなかったような気もする。一番の問題は、この事件を身内のこととし嘘で糊塗して、相撲協会に報告したことである。横綱である朝青龍が責任を負うのは当たり前のことだが、嘘と知りつつ本人と共謀して協会に虚偽の報告をした高砂親方の責任はそれ以上に大きいと考える。
大相撲は国技として日本の文化を支えてきたが、衰退を始めた人気を盛り返す意味も含めて外国から多くの人材を求めるようになった。外国人力士はこれまで日本の力士とは違った一面も見せ、旧来のファンの期待とは違ったところで多くのファンを惹き付けた。
当然のことながら、違う国や文化のもとで育った人たちは価値観も考え方も違う。その事を承知の上で、外国から力士になりたい人たちを日本に連れてきたはずだ。物事の判断や価値観もまだしっかり持っていない若者を預かるにあたっては、強い力士になるだけではなく、人として生きる道や日本人の相撲感、日本の社会規範など、多くのことを教える責任も背負っているはずである。日本相撲協会にはその事が欠落したまま、相撲という狭い世界だけの論理ですべてのことを判断したところに問題があると考える。
朝青龍は確かに強い横綱だった。土俵に上がり対戦相手が強ければ強いほど闘志を掻き立てた。その形相はあるときは鬼の様な面構えにも見えるほどだった。その集中力と立ち向かってゆく闘志は並大抵な精神力では生まれてこない。品位は別の問題とするなら、それに打ち勝った時の気持ちがガッツポーズとして現れることも理解できなくはない。
そして、土俵から降りたとき、その極度の緊張から解放されるためには、並の人間では理解できない解放感が必要だったと思える。だからと言って暴力をふるうことを肯定しているわけではない。
朝青龍のあの強さの根源を考えるとき、高砂親方はこのことを全く理解していなかったのだと思う。気性の激しい馬は、強い走りをするだろう。時に暴れ馬となって、手綱を握る者を困らせることもあるが、それを上手く操ってこそ真価を発揮できる。高砂親方の場合は、朝青龍という暴れ馬の性格を全く把握しておらす、手綱を緩めっぱなしで、時にはその手綱を手からまったく放してもいた。
一連の問題が起きた時にも高砂親方はダンマリを決め込み、問題から逃げるばかりで、問題を先送りし自ら解決しようとはしなかった。それが積み重なって、朝青龍に必要以上の甘えの構造を作られてしまった。
高砂親方への今回の処分は役員待遇から主任へと2降格のようだが、これでも処分は甘すぎる。来場所でも優勝を狙える横綱を「引退」まで追い込んだ責任はこれだけでは許されていいとは思わない。
確かに品格のある横綱ではなかったが、嬉しい時に見せるあの愛嬌いっぱいの笑顔が見られなくなるのはいかにも残念である。

posted by tontonton at 16:56 | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月02日

佐々木譲の「廃墟に乞う」(第142回直木賞を受賞作品)

この主人公は休職中の北海道警察捜査一課・仙道孝司である。
ある事件をきっかけに激しい精神性外傷を負った。その事件の直後には気づかなかったが、数カ月して、仙道はその事件から立ち直っていないことを知った。その事を思い出すだけで、棒立ちになったまま、意識が正常に戻るまで数秒から数十秒かかった。その場から遁走したいという衝撃が起こる。思わず叫び声を上げる時もある。
一度思い出すと、しばらくのあいだその情景が頭から離れない。その状況が繰り返しフラッシュバックされる。最初のうちは、それが一週間も続いた。そのあいだ、仕事は事実上手につかなくなるのだ。
自宅療養の休職が始まる。4週間に一度、指定医の診療を受けることが義務付けられる。心療内科の担当医師が、勤務復帰オーケーの診断を下さない限り、本来の勤務にはつけない。
その様な状態で11カ月が過ぎたころのある日、北海道・ニコセ村の聡美から電話が入り、冬のスキー場に出かけて行った。
警察手帳もなく捜査権もない仙道がどのようにして、現地の警察を刺激せず、事件を解決してゆくのか。人情味あふれるやり方で6つの物語のそれぞれに違った解決をしてゆく、仙道の人として成長してゆく姿が描かれている。
「オール読物」の2007年7月号から2009年3月号に掲載された以下の6篇である。
オージー好みの村
廃墟に乞う
兄の想い
消えた娘
博労沢の殺人
復帰する朝
佐々木譲は同じ警察を描きながらもその警察官像は「笑う警官」や「警察庁から来た男 」 「制服捜査」など様々である。この休職警官は果たして復帰できるのだろうか。復帰してからの仙道孝司の姿も読んでみたい気もする。

posted by tontonton at 22:59 | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする