2007年06月30日

凄い!! 3000万部の号外


gougai.jpg先日の日帰り研修旅行の帰りのバスの中で農業塾OB会の仲間のSさんから写真の印刷物を受け取りました。タブロイド版8ページの号外新聞です。その発行部数がなんと3000万部。「豪快な号外」と記されていましたが、こんなに部数の多い号外は聞いたことがありません。
この新聞は、世界が直面している「地球温暖化」について、温暖化を少しでも止める事に役立つ、個人が出来る小さな行動についてかいてあります。

その1ページ目に次のような呼びかけの言葉が掲載されていました。

今、世界が直面している最大の問題は、「地球温暖化」です。
絶望的な予測をする科学者もいます。ある人がこんなことを言いました。
「しょうがない」を漢字で書くと「笑(しょう)がない」。
「笑(しょう)がない…」ってあきらめていたら、笑いのない世の中になってしまう。
でもね、「やってみま笑!(しょう)」って笑い楽しみながら動いたら、必ず笑いがあふれる世の中になる。
ひとりでも多くの人が「やってみま笑」っていう気持ちになって、みんなで半径3m.を変えたら、
それが波のように広がって、地球温暖化は止められるのです。さあみんなで「やってみま笑」!
TEAM GOGO! 2007 事務局

この新聞には、私たちが30秒でできる「行動」が数多く紹介されています。まずは、自分の周りの半径3m.を変えてゆく、ひとりひとりの30秒の行動で世界を変えることができる、と訴えています。

この号外は2007年6月22日号で、この日をキャンドルナイトとしています。22日の夜8時から10時まで電気を消して、ローソクを灯す事によるエネルギーの節約を呼びかけています。私は、キャンドルナイト
の事は初めて知り、この号外を受け取ったのが27日ですから、参加していません。
しかし、この運動は一日だけの事ではなく、それぞれの家庭の中で、定期的にキャンドルナイトを行い、家族全員で、地球温暖化について僅かな時間でも語り合うことができたら、その積み重ねは凄いものになると思います。

科学者や専門家は、このまま地球の温暖化が進めば、50年後は地球の多くの地域が人が住めなくなると言っています。しかし、私はそんな先の話ではないような気さえしています。10年後、20年後に起こりそうな現実として捉えて行動すべきだと考えます。
国や政府にだけ依存するのではなく、私たちひとりひとりの問題として…。

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2007年06月29日

裁判所も「適法」と判断しました

米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンがブルドックソースの買収防衛策発動の差し止めを求めた仮処分申請で、昨日、東京地裁は株主総会の判断を重視する決定を下しました。「抜かずの宝刀」だった買収防衛策の発動が実現する可能性が高まったことで、曰本企業の買収防衛策のあり方に大きな影響を与えることになると思います。
地裁は決定の中で、「株主総会として、株主全体の利益保護の観点から相当な対抗手段を採ることが許容される」としました。株主総会の意思を尊重する姿勢を明確にしたものです。とりわけ、ブルドックが今回、防衛策の導入を、出席議決権の3分の2以上の賛成が必要な特別決議とし、実際に88.7%の賛成を得た点を重視しています。

ブルドックが新株予約権の発行に踏み切れば、株数の増加から1株当たりの価値が減少することを織り込んで、株価が下がると見込まれます。また、スティールの株式公開買い付け(TOB)に応募する機会が失われることにもなりかねません。
スティールはこうした点を、株主に不利益を与えかねないと主張したましが、今回の決定は、「(大多数の株主が防衛策の導入を支持した以上)不測の不利を与えるものとは言えない」と指摘しました。
M&A(企業の合併・買収)に詳しい弁護士は、「株主総会の決定内容が著しく不合理でない限り、裁判所は株主総会の判断に立ち入れないとの考え方を示したものといえ、一つの標準として企業に受け止められる可能性がある」と指摘しています。

スティールが決定を不服として、東京高裁に即時抗告したことで、最終的な判断は高裁の司法判断に移ることになりました。東京高裁は早ければ4曰までに判断を示すとみられますが、新株予約権の割り当て対象を確定する7月10曰ごろまでずれ込む可能性もあります。
東京高裁が新株予約権の発行を認めた場合、「スティールが新株の代わりとなる約23億円の代償を得て引き下がれば、それこそ、『グリーンメーラー』と自ら認めることになりかねない」との指摘もあります。このため、スティールが再度、TOBを仕掛けて巻き返しを図ろ可能性があるとの見方も出ています。ただ、80%を超える株主が防衛策に賛同した中で、スティールがTOBでブルドックの経営権を握るのは難しいとみられます。この攻防は、どのようになるのか、興味を持っています。

また、昨日は、1500社近い企業の株主総会が開催されました。江崎グリコ、フクダ電子、TTK、電気興業の総会で、米系投資ファンドのスティール社による増配提案が、いずれも反対多数で否決されるなど、外資ファンドの強引な手法への拒否反応が目立ちました。
TBSの買収防衛策も承認されるなど、今年の株主総会は近年には見られなかった事が次々に起こりました。しかし、これからが金融に対する判断基準が問われる時代の本番です。マスコミなどの報道に惑わされることのない自身の判断基準をしっかりと持っておきたいものです。
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2007年06月28日

日帰り研修旅行に参加して


kensyuu2007-1.jpg今日は、JA広島市・農業塾OB会が主催する恒例の「日帰り研修旅行」があり、参加しました。今日の研修・訪問先は山口県周南市に本社のあるアサヒミネラル工業(株)の山口工場でした。
アサヒミネラルはミネラル要素の組み合わせによる土づくりの製品を製造・販売している企業です。アサヒミネラル工業の土づくりに対する考え方や製品を生み過程などを詳しく工場の製造過程を見学しながら解説してもらいました。
私たちが作物を栽培するに当たっては、土づくりが基本だということは、JA広島市の農業塾で学びました。しかし、このことが一番難しいのだということも、自分達が栽培してゆく経験の中から学んできました。
今日、この会社の工場を見学した後、この会社の研修センターに移動して、良い土を作るための講習を受けました。その中で、ミネラル分が土の中で果たす役割などを分かりやすく解説してもらいました。講演が終わってからも参加者から多くの質問が飛び出し、それについても分かりやすく説明してもらいました。

見学が終わってから、大島のホテル大観荘に移動して昼食会。33名の参加者全員で美味しい昼食を頂きました。帰りのバスの中でも、話のはずむ人、疲れて舟を漕ぐ人、様々でしたが楽しい有意義な一日を過ごす事ができました。お世話くださり、引率してくださいましたJA広島市のN課長さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

kensyuu2007-2.jpg土づくり講習会と大島での昼食会
kensyuu2007-3.jpg
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2007年06月27日

東谷 暁さんの「金より大事なものがある」を読んで

6月13日のブログに、東谷 暁さんの「世界金融経済の『支配者』−その七つの謎」の読後感を書きました。この本を読んで、東谷 暁さんの世界の経済を見る目がとても鋭いと感じ、別の書籍も読んでみたくなりました。それが、「金より大事なものがある」です。

この書籍には、村上ファンドとの不祥事を「内規に触れていないから問題ない」として片付ける日銀の福井総裁の事、「お金儲け、悪いことですか」と言い放った村上ファンドの村上世彰被告の事、「法律に触れなければ何をしてもいい」と嘯くホリエモンこと堀江隆文被告のことなどについて、その事件の背景・動機・環境のことなどが詳しく解説されています。

そして、「三角合併解禁」で始まる消耗戦について、世界規模で日本でのM&A(企業の合併・買収)やLOB(レバレッジド・バイアウト)が急激に伸びるであろうと予測しています。
LOBはアメリカで産業構造が急激に変化した1980年代に急速に広まった企業買収の方法です。幾つもの種類がありますが、一言で言えば「買収する企業のキャシュフローと資産売却を担保に資金を集め、その企業を買収する」という方法です。私たちの良識では考えられないことなのですが、法外な利子を支払うといえば、飛びついてくる投資銀行や投資家もいるのです。
こんなことが80〜90年代にアメリカで盛んに行われ、アメリカ経済は疲弊してしまいました。記憶に鮮明な、虚妄の帝国、AOLの終焉がそのいい例です。そして、次のターゲットになっているのが日本の企業なのです。サッポロビールなどの含み資産を多く持っている企業が次々と狙われてゆくでしょう。

東谷暁さんは、金融の理論があまりにも優越してしまい、これまでの社会の論理を圧倒して人々の思考までをも金融化することが問題であり、貨幣という物差しで計った「富」が「最大化」されることは「正義」であり「倫理」であるという倒錯が常態化しつつあるということに強い「違和感」を感じる、と言っています。確かに私たち日本人も拝金主義になってきているような一面が見え隠れしてきています。

アメリカもかつては、自動車、家電、コンピュータなどのモノづくり生産大国でした。その地位が日本を初めとするアジア諸国に奪われ、いまやアメリカの売れるものは兵器とお金(金融)だけになってしまいました。しかし、日本はまだ、自動車を初めとするモノづくり大国で、優秀な技術も有しています。アメリカの二の舞を踏まないようなしっかりとした舵取りを期待したいものです。
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2007年06月26日

ニンニクを収穫しました


ninniku2007.jpg昨日、ニンニクの収穫をしました。昨年10月初旬に植えつけて8ヶ月あまり、大きく立派なニンニクが収穫できました。今年は、タマネギもそうでしたが、ニンニクも玉がとても大きいのにビックリしています。
やはり、暖冬の影響でしょうかね。80片くらいを植えつけましたが、収穫できた数は70数個でした。約9割ですから、私としては上出来です。親戚や親しい知人にお裾分けしますが、どんな収穫物よりニンニクが最も喜ばれます。国産ニンニクの価格が高いからなのでしょうね。


ところで、禅寺の門に「不許葷酒入山門」(葷酒山門(くんしゅさんもん)に入るを許さず)と石柱に書かれていることがあるそうです。葷酒とは、ネギ、ニンニク、ニラ、ノビル、ラッキョウの五種類の野菜と酒を意味しています。
なんでもニンニクの生臭いにおいが不浄な心を生じるとして嫌ったという事らしいのです。
しかし、ニンニクは強い抗菌作用を持っていますし、不浄どころか、潔癖なのだと思うのですが…。ニンニクには大腸菌やサルモネラ菌などの食中毒菌はもちろん、さまざまなカビや細菌類の繁殖を抑えるはたらきがあるとも言われています。邪気払いのために軒先にニンニクを吊るす風習のある地域もあるくらいですからね。

もっとも、ニンニクをはじめとした葷菜(くんさい)が寺院に嫌われたのは、精力がついて無の境地に入れなかったからだとも言われています。どうも、こちらのほうが本当にように思えます。不浄なのはニンニクではなく人間の方なのでしょう。

また、古代エジプトでは、ピラミッド建設に従事する労働者にニンニクが給料として支払われていたとも言われています。事実、ピラミッド内部の壁画には、労働者がニンニクを食べている様子が描かれているといいます。もしニンニク・パワーがなかったとしたら、あの巨大な建造物はとてもできなかったかもしれません。ニンニクにはものすごい強壮作用があるようですね。

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2007年06月25日

ブルドックの買収防衛策が承認されました

昨日6月24日(日)ソース最大手のブルドッグソースの株主総会が開催されました。
米系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパンから敵対的な株式公開買い付け(TOB)を仕掛けられているブルドックソースが24日東京都内で開いた株主総会は、経営陣提案の新株予約権発行による買収防衛策の導入を承認しました。議決権ベースで8割超の株主が特別決議に賛同しました。スティールは新株予約権発行の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申請しており、近く出るとみられる地裁の判断が次の焦点となります。

この防衛策は全株主に新株予約権を発行するが、スティールにはその行使を認めず、予約権と引き換えに現金を渡す内容です。実現するとスティールは持ち株比率が約10%から3%未満に下がりますが、約23億円を得ることになります。

株主110人が出席した総会約3時間のうち2時間10分を防衛策をめぐる議論と採決に費やし、スティールの代理人は防衛策の不公平さを訴え、23億円もの資金を買収防衛に投じることの正当性やスティールが損失を被る可能性などについて論戦を挑みました。それに対し、ブルドックは企業価値や株主共同利益を守るための対抗策との主張を繰り返し、3分の2以上の株主の賛同が必要な特別決議に承認を得れば、法的にも問題ないと応じました。

総会後、ブルドックの池田章子社長は記者会見で「株主の多くがわれわれの経営姿勢を理解してくれて感謝している」と語たりました。ただ株主からは「事前に防衛策を導入しておけば23億円を使う必要はなかった。その責任は経営陣にもある」との厳しい意見も聞かれました。

スティールは「承認は誠に遺憾」とのコメントを発表。8割超の株主が「反スティール」の意思を示したとも言え、仮に司法判断で防衛策が認められなくても、スティールがTOBで経営支配をめざすのは難しくなったといえるでしょう。

また、スティールが増配を求めた株主提案2件が22曰に開かれた株主総会で相次いで否決されました。電線などを扱う商社、因幡電機産業の総会では、年間配当を会社計画の約2倍の244円に引き上げる提案をしたが、集まった賛成票は13.7%にとどまりました。「内部留保を確保し、配当を維持することが株主の長期的利益になる」との会社側の主張が受け入れられました。
ブラザー工業にも、内部留保が過剰だとして会社側の配当計画(年間20円)を50円に増やすよう求めましたが、これも株主の支持は得られませんでした。

ブルドックに続き、来週28曰にも、増配を要求している江崎グリコ、フクダ電子、電気興業が株主総会を開きます。このままスティールの「連敗」はどこまで続くのでしょうか、株主の判断が注目されています。

外国の投資ファンドの敵対的買収は今年だけの事ではなく、これからが本格的になって来るでしょう。日本企業もしっかりとした企業防衛策を立てて、企業やその社員・家族と関連会社を守って、息の長い経営をして欲しいものだと望みます。
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2007年06月22日

夏至の空に見る夢

晴れ今日6月22日は、二十四節気の1つ夏至です。
太陽黄経が90度のときで、日本の大部分では梅雨のさなかです。北半球では一年中で一番昼が長く夜が短いのですが、今日のような梅雨空の日が多く、日照時間はそれほど多くないようです。冬至(12月22日頃)に比べると、昼間の時間差は4時間50分もあるそうです。なんだか得をしたような気分になります。

春分から秋分までの間、北半球では太陽は真東からやや北寄りの方角から上り、真西からやや北寄りの方角に沈みます。夏至の日にはこの日の出・日の入りの方角が最も北寄りになります。また北回帰線上の観測者から見ると、夏至の日の太陽は正午に天頂を通過します。夏至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で白夜となり、南緯66.6度以南の南極圏全域で極夜となります。日本と違って暗く長い冬が続く北欧では、この日は特別の喜びを持って迎えられ、各国で盛大に夏至祭が行われるそうです。

夏至は太陽と地球の関係ですが、月と地球の関係では、梅雨の曇り空でお月様は見えませんが、今夜は上弦の月です。新月と満月のちょうど中間の月です。
月の話題と言えば、先日テレビで、種子島宇宙センター総合衛星試験棟で、月周回衛星「かぐや」が公開されたニュースを見ました。「かぐや」は『「月に願いを」キャンペーン』で多くの人たちから寄せられたメッセージを搭載し、いよいよ打上げに向け、最終調整に入っています。
月周回衛星「かぐや」とH-UAロケット13号機の打上げは、8月16日9時30分48秒に決定しましています。
アメリカのアポロ計画で1969年7月20日、アポロ11号が月の「静かの海」に着陸した後、多くの月探査船が打ち上げられましたが、アポロ17号を最後に計画は打ち切られました。
人が月に降り立ってからまもなく40年、今また月への関心が高まってきています。アメリカ、ロシア、中国、インド、そして日本。他国に先駆けて、日本の「かぐや」が打ち上げられます。月に帰ったかぐや姫に因んで「かぐや」と名付けられたこの衛星、私たちにどんな夢を見せてくれるのでしょうか。
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2007年06月21日

朔 立木さんの「死亡推定時刻」を読んで

朔 立木(さくたつき)さんの「死亡推定時刻」を読みました。文庫本で、帯封に「この本を読まずに一生を終わってはなりません!」と書いてあり、疑うことなく買ってしまいました。
朔さんの小説を読むのはこの作品が初めてですが、読み終わって、「惜しみない拍手を贈りたい」そんな気持にさせられた作品です。

山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こります。警察に指示に従った結果、身代金の受け渡しには失敗してしまいます。そして、少女は死体となって発見されます。県警は、遺留品についていた指紋から、無実の青年を逮捕し、執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまいます。この作品は逮捕された青年が冤罪である事を読者に見せた上で進行してゆきます。

ミステリーですから、これ以上詳しいストーリーは書かない事にしますが、息もつかせぬ迫力で、500ページ近い厚さを一気に読んでしまいました。また、この小説を読んでいると、創作された物語なのに、ドキュメンタリーを読んでいるように思えてくるのです。
それは、この作品に見られる、異常なまでに詳細な、殺人事件についての警察の捜査の実態、進行のしかた、法律とその実行への移されかた、裁判や弁護士、検事、検察、警察、などについてのきわめて正確な知識によるものだろうと思います。朔立木さんが現役の法律家であるとの紹介文で納得しました。

朔立木さんは「作者あとがき」の中で次のように書いています。

「この作品を、フィクションと呼ぶのだろうか。作者としては、ドキュメントあるいはリポートと呼びたい気持がある。全体の筋書きは架空のものだが作品を構成する膨大な細部のほとんどは、実際にどこかに存在したものだからだ。
発想は、誘拐事件の新聞記事から得た。」

「死亡推定時刻」というタイトルは、被告、警察、検事、裁判官、弁護士、被害者の両親などに相互に深く大きな意味を持ち、関連しているのです。この作品を読んで、「日本の裁判はこれでいいのか!」、「警察や検事にはこんな人たちもいるのか」と怒りたくなる様な実態が、圧倒的なリアルさで描かれています。ミステリー・ファンで未読の方には、ぜひお薦めしたい一冊です。

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2007年06月20日

野草と雑草の境目

私たちは日頃から、野草と雑草をあまり区別して考えていませんが、人との関わりから見ると大きな違いがあるように思えます。最近、雑草に興味を持ち、街中、田舎道、少し山道にかかった場所での雑草の種類の違いを探して歩くと、新たな発見があります。

畑で野菜などを栽培していると、その間に雑草が生えてきます。放っておくと作物が負けてしまうので、雑草を抑えることに精を出します。
昔から、除草作業は農業にとって大切な仕事です。農家の人が田畑を耕作しているときは、毎年土地への作業がくり返され、雑草群もそのつど壊されたり除去されたりしますが、それでもつねに雑草は生えてきます。作物の栽培のしかたに合わせるかのように、雑草もまた知恵を出しながら絶えることなく生き続けてきました。
人間は数千年の栽培の歴史の中で、作物とともに、また、雑草をも育ててきたことになります。農耕の歴史は人間と雑草との知恵くらべの歴史であったのかもしれません。
耕作をやめて田畑を放置すると、はじめは雑草の天下になりますが、数年のうちに草の様子は変わり、ヨシやヨモギ、ススキなどの大形の多年草で占められるようになります。最近ではセイタカアワダチソウを多く見るようになりましたが、耕作時にあった雑草はやがて消えてしまっています。

ところ変わって、私たちの身の周りの空き地や道ばた、庭など、どこにでも草はたくさん生えています。ここは田畑とは違い、踏みつけ、草刈り、ときには掘り起こしなど、さまざまな人手がつねに加わるところです。生えている草は、田畑と同じようなものもありますが、違う種類のものが多いようです。 このように、人の周辺をくらしの本拠としているこれらの草を一般的には広く雑草と呼んでいるのでしょうね。

一方、野草が本拠地とするところは、人閤の作用が少ない安定した場所です。ときどきの草刈りなどはあっても大きな士地撹乱がなく、安定した群落が保たれている所です。ススキやチガヤなどが群生し、季節ごとにウマノアシガタ、ノアザミ、ワレモコウなどが咲きます。こんな場所が野生の世界なのでしょうね。

しかし、その−部に土地の撹乱でも起こればたちまち雑草が侵入してゆきます。 山道沿い、林の中、草原、湿原なども野草の生育域ですが、人の動きにともなって雑草が入り込むことがあります。尾瀬ヶ原は日本の誇る湿原ですが、木道沿いにオオバコやクサイなどの雑草が侵入しているとも聞きます。
一定の地域の自然性がどれぐらい保たれているかの目安として、本来の野草と、雑草との生育状況を見る方法があるそうです。セイヨウタンポポと在来のタンポポの割合を調べることも行われていますが、同様の観点でしょうね。

野草と雑草の境目はかなり漠然としています。はっきりと線を引けないのがまた生きものの世界なのでしょうね。そんな目で植物を見てゆくと面白い発見があります。
posted by tontonton at 16:40 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

国産米「輸出」の朗報

今日の朝刊に「コメに光明 味で海外へ」という見出しで、国産米の輸出に関する記事が掲載されていました。その冒頭の記事は次のように書かれていました。
外国行きの貨物船が行き交う横浜港。コンテナターミナルの倉庫の一角で、新潟産コシヒカリと宮城産ひとめほれ計24トンが、出航の曰を静かに待っている。今月下旬に、約4年半ぶりに輸出が再開される中国向け国産米の第1陣だ。

中国へのコメの輸出は2003年2月、中国側が「検疫体制の強化」を打ち出したことで、停止していました。しかし、今年4月の曰中首脳会談で再開に合意にこぎつけました。その第1陣が7月にも、北京と上海の高級デパートの店頭に並ぶ予定だそうです。
販売予定価格は、曰本国内の約2倍にあたる1キロ1000円前後とか。現地の一般的なコメの値段の20倍に上るそうですが、農水省は「中国は経済発展が進み、富裕層が急速に拡大している。曰本のコメは安全で味が良いので、チャーハン用などとして人気があり、高くても売れるはず」と自信を見せています。

対中輸出再開の一報に敏感に反応したのは、新潟市です。同市産業政策課長の能登谷巌さんは、再開合意2曰後に北京に飛び、第1陣の日本米を買い取る現地商社の幹部らに早速面会したそうです。
新潟市は4月中旬には北京に初の海外事務所を開設、職員4人を常駐させ、新潟米のPRを始めています。
コメの大消費国・中国への販路拡大を狙うのはもちろん新潟市だけではなく、農水省が4月下旬に開いた対中輸出の説明会には、33道県の農協関係者ら104人が参加、農水省の担当者は「関心の高さに驚かされた」と話しています。

コメの輸出には、輸送コストや、相手国に合わせた防疫処理の手間など、課題も少なくありません。しかし、国内で生産過剰となった曰本米の新たな市場を求め、各地の農協や生産者グループは、中国以外の国・地域にも相次いで打って出ています。
02年、島根県の農家は、県産米のPRに取り組む県から台湾輸出を打診された際は、「海外に打って出るという発想がなかった」ため、半信半疑だったといいます。しかし、03年10月、台北市での試食飯売で、3曰間で500袋(1トン)を完売し、粘りと甘さが評判になり、現地の輸入業者と正式契約にこぎつけました。「JA西いわみ」から台湾への輸出米は、年間約10トンに上り、現地での販売価格は1キロ約750円だといいます。
このほか、新潟県上越市の生産者グループ「安心と安全を考える会」も昨年末から台湾へ輸出。同県南魚沼市の「JA魚沼みなみ」は今年4月から、ハワイへの輸出を始めているそうです。

国内の稲作農家は、高齢化が進み、減反政策も続き、過疎地の田圃は荒れ放題になっています。しかし、国産米にもこの様にアジアやその他の国々に『輸出』という一筋の光が見つかりました。日本のコメの生産も悲観材料ばかりではありません。国を挙げて品質の高い国産米を輸出する態勢を整え、農家に元気を取り戻してもらいたいと思います。そして、あの美しい日本の田園風景を取り戻す事ができれば最上の喜びです。
posted by tontonton at 16:02 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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