2006年12月31日

年越しそばを打ちました


sobauti12.31-1.jpg大晦日の今日、年越しそばを打ちました。これまで、農業塾OB会白木農園で何回も「そば打ち体験教室」では、そば打ちを体験してきましたが、自宅で打つのは初めてのことです。
今年は12月3日に「そば打ち体験教室」が開催され、もちろん参加しました。今年は、そば粉もたくさん分配があり、自宅でそば打ちに挑戦しようと考えていました。

そして今日、息子と二人でチャレンジです。
初めは少し緊張しましたが、だんだんと先日の講習を思い出し、なんとか完成する事ができました。
息子はもちろん初めての経験ですが、楽しんでいたように見えました。
ただ、切りかたが少し太くなってうどんのような形になってしまいましたが、茹でて摘まんでみるととても美味しく満足しています。

農業塾の仲間の方たちと、夏の暑い時期に種まきをし、除草、刈り取り収穫、脱穀と自分達で作った蕎麦で、自宅で年越しそばを打つ、まさにスローフードですね。
今夜は家族3人で、この年越しそばを食べて、良い新年を迎えたいと思います。

tosikosisoba.jpgご馳走さまでした
posted by tontonton at 18:22 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月30日

年末の大掃除

27日から少しずつ家の掃除をしてきて、今日は天気も良く、仕上げの窓拭きをしました。やはり、きれいになると気持ちが良いですね。そんなに汚れていないとおもっても、窓の汚れがきれいになると、なんだか部屋の中が明るくなったような気さえします。
まだ掃除が出来ていないのが、パソコンのハードディスクです。フォルダやファイルを整理して、不要なファイルを削除してゆけば、起動も早くなってくるのでしょうが、整理できないままで年を越しそうです。

ところで、最近、「そうじの本」が良く売れているそうです。
中でも良く売れているのが、舛田 光洋 さんの「3日で運がよくなる『そうじ力』」とか。
私はまだ読んでいませんが、換気する、捨てる、汚れを取る、整理整頓、炒り塩。この5つのステップで人生にマイナスになるものが取り除かれ、人生がガラリと好転すると、解説されています。きれいな部屋は“幸運”を呼び込む宝箱なのだそうです。

舛田 光洋さんは、1969年北海道生まれで、そうじ力研究会の代表。「そうじ力」による磁場の改善、心の改善から運気好転を提唱しています。中小企業環境整備コンサルタントとして「そうじ力」を導入した独自の企業発展プログラムを開発して、多くの経営者から高い評価を得ているそうです。最近では、個人向け「運勢好転そうじ力セミナー」を開催、全国各地で活躍しているそうです。

「3日で運がよくなる『そうじ力』」を手にとって、裏表紙を眺めました。この書籍のいくつかの内容が紹介してあり、その一つ項目に、「お金をためたい人は…」、「今すぐトイレの掃除をしなさい。」などと書かれていました。運を呼び寄せるために掃除をするのではないのでしょうが…。

この舛田 光洋さんの書籍がヒットしたのがきっかけになったのでしょうが、書店の店頭でも、掃除に関する書籍のコーナーがあり、10種類くらいの同じような本が並べられていました。
掃除に関する書籍、いったいどのくらい読まれているのでしょうか。
posted by tontonton at 15:54 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

嬉しい、近江八幡「農業振興計画」の記事


yosi.jpg写真は近江八幡市のホームページから

「農の力で水郷保全」―近江八幡「農業振興計画」という見出しで、今朝の朝日新聞に次のような記事が掲載されていました。

国の重要文化的景観第1号に選ばれた「近江八幡の水郷」の一帯を保全するため、滋賀県近江八幡市は28曰、休耕田の防止やヨシの新しい利用法の開発などを盛り込んだ全国初の「景観農業振興地域整備計画」をつくった。水路とヨシ原だけでなく、水田や集落、里山がセットになった風景を守るには、農業の支援が欠かせないと考えた。
水郷風景は、長い時間をかけて住民が稲作やヨシの生産をする中で形づくられた。近年は稲作、ヨシ生産とも従事者の高齢化や後継者不足が目立っている。休耕田はまだないが、ヨシはすだれなどの需要が激減。ヨシ刈りがとまると、風景や生態系が壊れてしまう。
整備計画の対象は、重要文化的景観区域を含む計261.5ヘクタール。水田については、農業ができなくなると、営農組合に作業を委託することを促進する▽休耕田にしないよう、都市住民による体験農業事業を促進する、などを挙げている。
ヨシ地などの原野については、ヨシの新しい利用方法を開発する▽ヨシ生産者だけでなく、NPOや民間団体にもヨシ原の管理ができないか検討する、としている。
具体的な活動内容は、地域の人たちと話し合って決める。

近江八幡市は、市内すべての風景は先人から受け継がれた大切なもので、市民みんなの共有財産である。と定めた『近江八幡市風景づくり条例』を平成17年4月1日に施行しました。ほんとうの素晴らしい考え方ですね。(このことは、近江八幡市のホームページに詳しく掲載されています。)
私たち地域外の者も、美しい日本の景観を守りたい一人として、「ヨシの新しい利用方法の開発」などを提案して、協力して行きたいものです。

私たちの周りでは、乱開発によってだんだん風景が変わってきています。残してて良かったなぁと感じる素晴らしい風景が、今ならまだ残っています。そんな風景を、地域全体で残してゆこうとする近江八幡市の取り組みの記事を見てとても嬉しく思いました。
日本には、この様に残してゆきたい美しい景観がたくさんあります。各都道府県も近江八幡市をみならってぜひ推進して欲しいと考えます。

ところで、ヨシに関連した言葉で、「葦(よし)の髄(ずい)から天井のぞく」という諺があります。
この諺は、ご存知のように、「自分の狭い見識で、広い世界のことについて勝手な判断を下す」という意味ですが、最近は、政治や経済の世界でも、また教育者の中にも、本来、広く深い見識を持っているはずの人たちが、「葦の髄からのぞいている」ような見識で勝手な判断をしたり、提言している人たちが多くいるように思えます。
もともと、葦(よし)は、葦(あし)のアシと読む音が「悪(あ)し」に通じるのを忌んで、「善し」に因んでヨシというようになったそうです。「悪し」の気持をもって葦の髄をのぞくともっと良くない結果になります。
「善し」に因んだ先人の気持を大切にしてゆきたいですね。

posted by tontonton at 12:41 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

グーグル・アース日本語版は楽しい

グーグル・アースの日本語版が登場して、検索がとても楽になりました。住所を入力するだけで、自分の自宅の上空まですぐ飛んでゆけます。
ニューヨークから、いきなりパリに飛んだり、結構楽しめます。

地球儀を回すようにして衛星写真を宇宙から自宅の庭先までズームして見ることのできる米グーグルの地図閲覧サービス「グーグル・アース」は、9月の中旬からは日本語版がスタート、場所に応じた動画を合わせて表示する機能を加えるなど、進化を加速させています。グーグル・アースの開発責任者でチーフテクノロジストのマイケル・ジョーンズさんが来日した際、グーグル・アースについて「まるで地球自身が自叙伝を語り始めたかのようだ」と表現したそうです。

グーグル・アースは昨年6月から1年で1億人が利用したといいます。写真の高解像度化や対象地域の拡大を進め、いまでは世界の人口の3分の1の居住地域を高解像度の写真でカバーできています。仕様を公開して第3者のウェブサービスでグーグル・アースを使えるようにする「マッシュアップ」と呼ぶ技術も人気で、利用者を広げています。

有料の多機能版、企業向けの商用版を合わせて開始しています。有料版では、国内の建物の3次元表示を可能にしたり、日本の利用者向けにスーパーとコンビニエンスストアを区別して表示したりといった機能も盛り込んでいるそうです。

毎月更新しているそうですが、今月は日本、来月はドイツ――という具合に地域ごとに順を追って作業しています。日本についても順次アップデートしているそうですが、データが古い地域もあります。最近建てられた建物でまだデータが表示されないといった場合は、自分で建物のイラストを書いて貼り付けたり、友達にその地図をメールで送ったりということもできるとのこと。

季節によって写真も変わるのが望ましいですね。アップデートを頻繁にして、できるだけ現実に近づけてもらえたら嬉しいですね。
自分の住んでいる地域や、友人・知人のいる場所の季節が見えれば素晴らしいでしょうね。グーグルの事ですから、そんな遠くない時期に実現できそうな予感がします。

posted by tontonton at 15:40 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月26日

デジカメ写真を無料でプリント

パソコン雑誌「日経PC21−2月号」にこんな記事が掲載されていました。

デジカメ画像のプリント料金が無料になる―2006年3月、アイディアシンクが提供する「プリア」というサービスが登場しました。
無料の秘密はプリント写真に入る広告です。プリントや発送にかかるコストを全て広告の出稿料で賄うというものです。無料でサービスを受けられるユーザーの利点は大きいのですが、広告を出稿する企業にも「会員の登録データを基に特定の趣味を持つ人だけ、ある地域に住む人だけなど、狙ったユーザー層に確実に広告を出せる」というメリットもあるのです。
思い入れのある写真と一緒なので、長い期間広告を見てもらえるという発想なのですね。

無料プリントを利用するには、まずユーザー登録が必要です。ユーザー登録では住所のほか、家族構成や趣味といった属性を入力します。登録が済んだら、プリントしたい画像をウェブブラウザーでアップロードします。プリント注文は、1回当たり30コマ分をまとめて、月2回(計60コマ)までという制限があります。
プリント用紙のサイズは今のところサービス判のみです。写真と一緒にプリントされる広告は、写真の片隅に小さく入るロゴタイプのものと、写真半面に入るタイプの二種類があるそうです。注文の際はどちらかのタイプだけを選ぶことはできませんが、それぞれのタイプの広告が15枚ずつ割り当てられるそうです。
ただし、どの写真にどの広告を組み合わせるかはユーザーが指定できます。注文後約一週間で、プリントが手元に届きます。
プリントは、通常のカメラ店で注文するものと同様の銀塩プリントで、画質や保存性は良好だといいます。プリント写真は登録ユーザーだけでなく、友達や親せき宛てに送ることも可能だそうです。

デジカメの撮影画像はパソコンで見られるので、写真をプリントする機会が減ったという人は多いと思います。無料プリントサービスの登場は、携帯しやすくいつでも見られる写真プリント本来の楽しさを、再認識するきっかけになるかもしれません。
一度、試してみてはいかがですか。
会員登録は、ここをクリックしてください。
posted by tontonton at 16:20 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

年賀状の作成

郵便局
今日は一日中、パソコンで年賀状の印刷をしていました。私を含めた家族4人分の年賀状は300数十枚あり、数種類の文面と宛名面を合わせると700枚あまりになります。葉書ソフトでの印刷なので、これでも早いほうですね。手書き年賀状の味わいにはかないませんが、個性的な賀状のデザインを見るのは楽しいですね。

年賀状の歴史はいつ頃からなのでしょうか。日本には従来、新年の年始回りという行事があります。それが行えないような遠くの人への年始回りに変わるものとして始まったのでしょうが。
元日に書いて投函するのが本来のあり方しょうが、いつの間に元日に配達するようにすり替わってしまったのでしょうか。
郵便局は12月25日頃までに投函して欲しいと呼びかけていますが、社会環境の変化などから投函のピークは遅くなっているようです。2006年は、前年12月30日が投函のピークと報じられましたように記憶しています。

ところで、平成19年用年賀葉書のお年玉賞品の内容は、下記のようになっています。

1等
・ わくわくハワイ旅行
・ にこにこ国内旅行
・ ノートパソコン
・ DVDレコーダー+ホームシアターセット
・ デジタル一眼レフカメラ+プリンタセット
<5点の中から1点> 7,620本 100万本に2本

2等
・ 地域の特産品小包1個
1,523,920本 1万本に4本

3等
・ お年玉切手シート
76,196,000本 100本に2本

私の家には、毎年300枚以上の年賀状が届きますが、3等以上の賞品が当たったためしがありません。
今年の初め、2年ぶりくらいに会った知人が、年賀状でパソコンが当たったので、パソコン講習会に通うのだと言っていました。こんな幸運な人もいるのですね。あやかりたいものです。
posted by tontonton at 16:01 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月23日

2006年白木農園作業納め


satoimo2006.12.23.jpg今日12月23日は、農業塾OB会白木農園の今年最後の作業日でした。土曜日と祭日が重なった事もあり、23名と多くの会員が集まりました。作業内容は来年植えるサトイモの種芋を保存・保管する作業です。

リーダーのAさんからの説明を受けて、作業を分担して行いました。サトイモを掘り起こすグループと種芋を保存・保管する場所を造るグループに分かれて作業が始まりました。

種芋を保存する場所の周りに溝を掘り、雨水が流れ込まないようにしておきます。種芋を置くところには藁を敷き、その上に種芋を並べてゆきます。種芋を並べた上に、また藁をかけて、さらにその上に籾殻をかけました。籾殻の上にはマルチで使ったビニールをかけ、その上を土で覆います。

サトイモは、熱帯の植物だけに寒さにはとても弱いのです。また、水にぬれては腐ってしまいますので、保存には結構注意しなければいけないのですね。これで来年のサトイモの種芋が確保できました。

残ったサトイモは、今日の作業に参加者した人に等分に分配されました。
12月下旬でしたが、天気がよくて、そんなに寒くなく、絶好の作業日よりでした。今年最後の作業も無事終わりました。
参加者の皆様、お疲れ様でした。
来年の初作業は、1月21日(日曜日)の麦踏です。多くに方の参加をお待ちしています。

posted by tontonton at 14:04 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

白木農園パソコン同好会の懇親・忘年会

昨日、白木農園パソコン同好会の懇親・忘年会が午後6時から広島市の中心街で開催されました。
夏と冬の2回開催されるこの懇親会は、今回で6回目となります。
3時間の懇親会でしたが、話題も豊富で、愉快に楽しい時間を過ごす事ができました。

先日もブログに書きましたが、2004年5月から月2〜3回のペースで、先週の同好会が92回目でした。
会員の皆さん、とても熱心で積極的です。
講習するテーマが決まっていても、質問・疑問があれば、そちらが優先されます。「いつまでに何をしなければいけない」という制約がありませんから、のんびり、ゆっくり、楽しく操作する事に心掛けています。
会員は熟年の方々ばかりですが、皆さん若く、その年齢を感じられません。いろいろな事に挑戦しようとする気持がそうさせているのだと思います。

先日、農業塾・卒業式の謝辞でKさんが話され、それをHさんが「白木農園だより」に掲載していた、サミエル・ウルマンの言葉が思い出されます。

人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる  


皆さん、信念と自信と希望を持って、毎日を送っているのだな、とつくづく思いました。 


posted by tontonton at 13:13 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

教育基本法改正と「武士道」

先ごろ教育基本法改正が可決されましたが、その論議のなかで、旧5千円札の肖像でも知られる新渡戸稲造が注目を集めていました。伊吹文明文部科学相や与党議員がその著書『武士道』を引用すれば、改正に反対する大学教職員は新渡戸の思想は現行の教育基本法にこそ生きていると主張していました。
「曰本の規範として大切なのは道。商人道であり武士道です」「曰本人に規範意識を教えたのが『武士道』という本。そういうことを大切に経済的な小泉改革を補完していきたい。これが安倍改革の基本」と、伊吹文科相は11月の参院教育基本法特別委で、改正案の第2条「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷士を愛する」態度について、こう答弁しました。
河村達夫元文科相も衆院特別委で、道徳教育を「曰本は武士道でやっている」と発言しています。
一方、新渡戸さんが初代学長を務めた東京女子大の教職員有志は、新渡戸が常に強調した「精神の自由」と「等しく尊重される個の価値」は「現行基本法が掲げてきた理念」として改正の動きに反対しています。

どうして、新渡戸さんの「武士道」が、なぜ、こんなにもてはやされるのでしょうか。
あらゆる思想は後の解釈で、どちらにもなります。教育基本法の改正論議では、そのことがシンボリックに出ています。武士道には、確かに日本人が忘れた規範について書かれていますが、100年前の本の良いとこ取りでしか議論できない国会議員や学者双方の思考の貧弱さにがっかりします。

教育基本法改正でもうひとつ気になることがあります。それは、なにを勘違いしたのか、経済財政諮問会議と規制改革会議が、教育に口出しをするようになったことです。この2つの会議は、内閣総理大臣という後ろ盾があるため、文部科学省も押し切られる場面が多くなると考えなければなりません。
経済問題を考える人たちが、教育を考えるなどあってはならないことです。
この人たちは、教育に市場原理がなじまない事を理解せず、教育の本質が何であるか深く考えた事もないような人が、思い付きを言い続けているからです。
小学校に英語を導入し、必須にすべきだと言い出したのも主に経済人です。国民が英語を話せないと経済競争からとり残されてしまう、というのが理由です。
しかし、世界でも最も英語の上手なイギリスの経済は、戦後からつい最近まで、世界で最も英語の下手な日本の経済とは比べ物にならない程度のものでした。
また、小学生にパソコン教育をと言い始めたのも主に経済人たちです。小学校でパソコン教育を始めると、業界にとって大きな市場になるからに他なりません。
1週間に20時間しかない授業に時間に、英語やパソコンの時間を割く余裕などないはずです。小学生には基本的なことを学ぶ時間を多くとる事が必要だと考えます。
経済原理主義者が考える教育がまかり通るようになれば、それこそ日本は堕落の一途を辿るようになると思います。

posted by tontonton at 15:11 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

井上 靖さんの「風林火山」を読んで

本
井上 靖さんの「風林火山」を読みました。井上靖さんは、「敦煌(とんこう)」や「天平の甍(いらか)」などの名作でも良く知られている作家で、文化勲章も受章された方ですね。
2007年のNHKの大河ドラマが「風林火山」です。

今年の大河ドラマ「功名が辻」を見て、面白かったので、来年も見てみようと原作を読んでみました。
この作品は、昭和31年に刊行されたのですが、旧仮名づかいで書かれた口語文などは、新仮名づかいに改めるなどしてありましたから、割合読み易くなっています。

「風林火山」は、武田信玄の軍旗に記された
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の通称です。
その意味は、

疾(はや)きこと風の如く
徐(しず)かなること林の如く
侵掠(しんりゃく)すること火の如く
動かざること山の如し


物語の内容は、山本勘助(かんすけ)という浪人が、どのようにして武田晴信(信玄)に出会ったのか。軍師としてどのように信玄とかかわり、どのように生きたかを描いた戦国時代の物語です。
    
群雄割拠の戦乱の時代は、北条氏康・武田信玄・上杉謙信の戦国屈指の3英雄が、関東甲信越で激突する時代です。
北条氏康は祖父北条早雲、父氏綱の遺産を受け継ぎ関東一円を支配下に置くため、積極的な攻勢を展開します。
当時の関東地方には古河公方足利氏や関東管領上杉氏など、室町時代からの名族が盤踞(ばんきょ)していましたが、氏康は知略を尽くして足利氏、上杉氏を撃破します。しかし、時の関東管領上杉憲政は越後に落ち延び、長尾景虎に救援を求めたため景虎との抗争に発展します。景虎はのち、憲政に上杉氏の名跡を譲られ、上杉謙信と名乗るようになります。
一方、甲斐を支配する武田信玄は、勢力拡大のため信濃への侵攻を開始します。北信濃の戦国大名、村上義清は頑強に抵抗し、信玄はたびたび痛い目ににあわされましたが、苦戦のすえ、義清を撃破します。しかし、義清は越後に逃げ込み、やはり上杉謙信に助力を願い出たため、信玄も謙信と対決することになるのです。
こうして、関東甲信越を舞台にした3将の抗争が始まったのです。いずれもが優劣つけがたい名将であったため、決着がつくことはなく、この戦いは次の時代にまで持ち越されます。
武田信玄と上杉謙信の戦いは、「川中島の戦い」で有名ですが、この戦いは5度に及びました。しかし、いずれも決着はつきませんでした。

井上 靖さんの「風林火山」は、武田信玄と上杉謙信の初めての「川中島の戦い」の真っ只中で終わっています。この小説に描かれている武田信玄は実際にどのような人物だったのか、また、山本勘助は本当に実在した人物だったのだろうか、などと考えながら楽しく読みました。
この時代の後に、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が現れてきますね。それ以前の時代を知る上で、興味深く読むことができました。
来年の大河ドラマが楽しみです。


posted by tontonton at 16:21 | TrackBack(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。